フィリピン留学情報

オージーイングリッシュに言われたかねぇよ

当方、フィリピン留学のエージェントですので、日々お客様からお問い合わせをいただきます。ありがとうございます~♪

で、つい先日いただいたお問い合わせなんですが。個人情報保護の問題がございますので適度にアレンジしながらご紹介いたしますとこんな感じ。


「オーストラリアに留学してるんですけどぉ、リスニングとかスピーキングとか自信なくてぇ、フィリピンに留学してマンツーマンでしっかり勉強したいですぅ~。けど、フィリピン人の英語って訛ってるか心配でぇ~、大丈夫ですかぁ?」


ちなみに原文では小文字は出ておりませんw


こういうお問い合わせけっこう多いです。で、一言で申し上げますと、「オージーイングリッシュに言われたかねぇよ~!」です。笑

あ、もちろんお客様に対して怒ってるとかじゃないですよ。世間一般にそんな感じに思われちゃってるんですよね。それが残念というかなんというか。

オーストラリアの英語が悪いとか、オーストラリアに留学しないほうが良いとか、そういう意味じゃないです。オーストラリアの英語も訛ってまっせ、と。それが知られておらず、なんかフィリピン英語だけ超訛ってるみたいに思われてるのがなんと言いますか。


ただそれ以上に言いたいというか知っていただきたいことがござんして。

このお問い合わせをくださったお客様、恐らくまず間違いなくオーストラリア訛りはうつっていないはずです。ほぼ断言できます。数ヶ月とか1年の留学で、オーストラリア訛りが身に付くなんてあり得ないです。

ではこのお客様の発音はネイティブ並みなのか? おそらく違います。まず間違いなく「日本訛り」です。オージーイングリッシュではなくジャパニーズイングリッシュ、略してジャパグリッシュのはずです。


何が言いたいのか。日本人はフィリピンだろうがオーストラリアだろうがアメリカだろうがインドだろうがどこに留学しようとジャパグリッシュになるということです。

それはなぜか? 訛りに最も影響するのは勉強した場所ではなく母語だからです。


僕はちょこっとだけ中国語を話せるのですが、僕の中国語は日本人訛りの中国語だそうです。これは僕だけでなく、中国に留学中の日本人留学生のほぼすべてが日本人訛りの中国語だそうです。大連だろうと北京だろうと上海だろうと。

母語の影響について言うと、韓国人と中国語で話しをしていた時に気付いたことがあります。中国語に「cong」という発音があります。日本語で言うと「ツォン」です。この発音、日本人は正確に発音できます。ところが韓国人にはできません。韓国人が発音すると「チョン」になります。

なぜそうなるのかと言うと、韓国語には「ツォ」にあたる発音がないんだそうです。それで「ツォ」に比較的近い「チョ」で代用するんだそうです。


韓国人を例に挙げると英語でも同じような現象があります。「coffee」、ネスカフェとかスタバとかのコーヒー。韓国人はこれを正確に発音することができません。「コピ」ってなります。

これもさっきのと同じで、韓国語には「フィ」にあたる発音がないので「ピ」で代用するんだって韓国人が言ってました。

英語を勉強した場所がフィリピンだろうとニュージーランドだろうと南アフリカだろうとソウルだろうと釜山だろうと南大門市場だろうと、韓国人がcoffeeを発音すると「コピ」になるんだそうです。

要するにそういうことなんすよ。留学した場所が訛りに影響するのではありません。訛りに圧倒的に影響するのは母語なんです。


で、最初のお客様のお問い合わせに戻るんですけどね。

このお客様はオーストラリアに留学されたけれど、まず間違いなくオージーイングリッシュになっていません。母語である日本語が影響して、ジャパグリッシュ全開でオーストラリア人のナイスガイと愛を語らってるはずです。笑

オーストラリアの英語には訛りがあります。でも、その影響を受けることなく、頑として日本訛りを貫いていらっしゃるわけです。男前っすね~

であるのに、フィリピン人の英語の訛りを気にする必要があるのか? ないんですよ。だってこのお客様、フィリピンに留学しても必ずジャパグリッシュになりますから。母語の影響ってそれくらい大きいんです。


じゃぁ、それで困るのか? 困りません。まったく困らないとは言いませんよ。けど、決定的に困ったりしません。

だって日本にいるみなさん、コンビニに行ったら中国人の留学生がレジ打ってるでしょ。彼らはどうしても中国人訛りの日本語になってしまう。でも、コミュニケーション取るのに別に困らないでしょ。

テレビに出てくる外タレもそうですよ。韓国訛り、イタリア訛り、アルゼンチン訛り、みんな母国語訛りの日本語を話してる。でも、ちゃんと聞き取れるでしょ。で、流暢な日本語を話すあなたより、母国語訛りの日本語の彼らのほうが、はるかに稼いでたりするわけですよ。笑


もちろん、正しい発音が悪いとか言ってるわけではありません。そりゃ正確な発音であるに越したことないし、ネイティブ並みの発音とかなんかカッコ良いし。

でも、やっぱりどうしても母語、僕らの場合は日本語がどうしても英語の発音に影響を与えてしまう。だからどうしてもジャパグリッシュになってしまう。

それは逆に言うと、英語の発音に圧倒的に影響するのは母語であり、オーストラリアに留学しようとフィリピンに留学しようと僕らの英語はジャパグリッシュになる。つまり、現地の訛りを気にする必要はないってことです。


ちなみにこのお客様、よくよく話を聞いてみたところ、すでにTOEIC800点台後半の上級者で、発音をネイティブ並みにしたいので、それでマンツーマンが多いフィリピン留学に興味を持たれたということが判明しまして。

ネイティブ並みの発音を身に付けたいって言われてもねぇ。当のフィリピン人教師自身がネイティブ並みの発音を身に付けたいなぁ~、って思ってるわけでして。苦笑

カクカクシカジカとご説明差し上げ、アメリカへのご留学をお勧めさせていただきました。今度は是非、すてきなニューヨーカーと愛を語らってください!

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